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micafe
盛岡市黒川のりんごとブルーベリーに囲まれた小高い丘の中腹にあるカフェです。
駐車場は数に限りがありますのでご了承ください。わかりにくい場所ですのでお気軽にお問合せ願います。
mi cafe について
住所:〒020-0402
盛岡市黒川4-3
TEL: 019-696-2531
open: 11時~夕方まで
(お問い合わせください)
close: 水曜.第2土曜.第2日曜
駐車場:有(3台+りんご畑の中ほどに。
細い坂道なのでスリップにお気を付け下さい。)
アクセス解析
カウンター
はじめまして、こんにちは。りんご畑の中にあるカフェのお話です。
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1999年からほぼ一年おきに開催している
「りんご畑deコンサート」は、今年6回目の予定でした。
3月11日の東日本大地震から、実行委員会では来年へ延期を決めました。
それでも、
出演予定だった演奏者の皆さんは、音楽でなにかできるはずとの思いが強く。
実行委員の皆も、何かせずにおられないとの思いから。
被災地支援コンサートを開くことにしました。
三週にわたる、コンサートのお知らせです。
まずは、
4月30日の土曜日 6時30分から
「北田了一ソロピアノコンサート」
ジャズピアノで定評のある北田さんのソロコンサートです。
夕暮れからご入場いただき、夜景や星空も楽しむことができる
mi cafeにとっては、一年に数回の貴重な時間帯の催しです。
定員20名 (電話でご予約お願いします)
入場料2500円の一部を義援金とします。
続いては、
5月7日の土曜日 6時30分から
「太田代将孝サンセットライブ」
アカペラからオペラまで、幅広い歌声をお楽しみください。
こちらもmi cafeの夜の催しです。
定員20名 (電話でご予約お願いします)
入場料3000円(ワンドリンク付き)から20%を義援金とします。
もうひとつ、
5月15日(日)10時30分から
「祈り いやし 願い~うたごえを春風にのせて~」
こちらは会場が岩手県立美術館。
実行委員会「Song for Iwate」が開催します。
会場で募金をお願いします。
以上の3つのコンサートとも、お問い合わせはmi cafeへ。
019-696-2531
被災地のために何かしたいと思う気持ちは、みな同じです。
何かしたいのに何もできないと、自分をふがいなく思ってしまう人もいるとか。。。
復興には長い時間がかかる大規模な被害です。
どんな場面で、自分の出番が来るかわかりません。
きっと、必要とされることが出てきます。
たくさんの人で、寄り添って、交代しながら、時には一息つきながら。。。、
みんなで歩いていかねばならないことです。
募金でもよし、支援イベントに参加でもよし。
回りまわって、お役にたつし、
なによりも自分の励ましになります。
きっと支援は人のためでなく、自身のためですね。
そう考えて、支援コンサートを開きます。
ご一緒しませんか?
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今日は1日、曇り空。。。
すっぽりと雲に覆われて、岩手山は見えませんでした。
最近、お店に着いて楽しみなのが、りんごの木の新芽♪
4月15日頃。
まだぎゅっと固くむすばれていたのに。。。
今週くらいから、芽吹きが始まりました。
りんごの葉っぱって、青々しているイメージなのに、白い粉のような毛に覆われています。
さぁ、どのように変化していくか、これからこの枝、観察していきますね♪
mi cafeから、ちょっと紹介!
これは、何日か前の晴れた日に撮った写真。
作業中の男性は、さて誰でしょう。。。
ブルーベリーの枝の選定中。
答えは、オーナーの長男さん。
この日、お帰りになるお客様の車が通り過ぎた後、作業の手を止めて頭を下げていたのを見ました。
小さい頃から、お父さんの誠実な農作業を見たり、お母さんのりんごやブルーベリーのお客様とのやり取りを見て、自然に出たお客様を思う気持ちなんだなぁって、あたたかい気持ちになりました。。。
(週末お天気がよかったら、花を植えましょう・・・♪
mi cafeスタッフ かおぴんでした。)
すっぽりと雲に覆われて、岩手山は見えませんでした。
最近、お店に着いて楽しみなのが、りんごの木の新芽♪
4月15日頃。
まだぎゅっと固くむすばれていたのに。。。
今週くらいから、芽吹きが始まりました。
りんごの葉っぱって、青々しているイメージなのに、白い粉のような毛に覆われています。
さぁ、どのように変化していくか、これからこの枝、観察していきますね♪
mi cafeから、ちょっと紹介!
これは、何日か前の晴れた日に撮った写真。
作業中の男性は、さて誰でしょう。。。
ブルーベリーの枝の選定中。
答えは、オーナーの長男さん。
この日、お帰りになるお客様の車が通り過ぎた後、作業の手を止めて頭を下げていたのを見ました。
小さい頃から、お父さんの誠実な農作業を見たり、お母さんのりんごやブルーベリーのお客様とのやり取りを見て、自然に出たお客様を思う気持ちなんだなぁって、あたたかい気持ちになりました。。。
(週末お天気がよかったら、花を植えましょう・・・♪
mi cafeスタッフ かおぴんでした。)
誰も経験したことのない大地震、津波からひと月過ぎました。
伝わってくる被害の映像や情報に、何かできることはないかと心を砕き、奔走した方がたくさんおられます。
我が家のりんご倉庫に入れてあった、木箱60箱ぶんの小粒りんご。
宮古へ、山田へ、陸前高田へ・・・。
実家に行く知人に託し、医療関係者の車に積んでもらい、支援トラックに預け、歌で慰問する高校生のバスに乗せ・・・。
色んな方々のご協力のおかげで、被災地に運んでもらうことができました。
ありがたかったです。
自らトラックを運転して、福島県南相馬から受け取りに来た知り合いもいました。
阪神淡路大震災で被災したりんごのお客様に以前聞いたことがあります。
「パンやおにぎりは間もなく届くようになるが、果物、野菜は口にすることができなかった。自然と体が欲するので、つらっかた。」
「畑があるってうらやましい。野菜がそこにあれば、がれきをかき分けてでも、食べたいと思った。でも周りには畑なんかないからねぇ・・・。」
せめてひとくちでも。
お役にたつために、沿岸へ向かったりんごたちでした。
カフェから望む岩手山。
右肩のあたりに雪溶けの型が見え始めました。
鷲が羽をひろげた姿に見えるので、岩手山は別名「岩鷲山・がんじゅさん」。
気がつけば、ずいぶん畑の地面も草が出て、緑色にかわってきました。
春です。
春なのに、
種まき、耕起・・・、手をつけることができない農家が、この春はたくさんいます。
剪定すら出来ずにいる果樹園もあるかもしれません。
同じく農業で生きる者として、その悔しさはどれほどのことかと想像します。
農家仲間の心中を思えば、体が怒りに震えます。
おいしい農作物をつくって、食べて喜んでもらおう!
農業で暮らしを立ててゆこう!
そう胸を張って言う人はそれぞれみんな、土づくり、有機栽培、トレ―サビりティ、減農薬、無農薬・・・、
農業という仕事に誇りを持って、一生懸命取り組んできたんです。
それが、
一瞬の事故で、
安心・安全て何だったのか、誰のためのものだったのか、
ボー然としてしまいます。
原発事故で、積み重ねてきたものが虚しくなってしまった、農家のおもい。
償いようがない、重い重い、おもいです。
耕したくても今はできない、作りたくても今は作れない・・・
そんな農家仲間のぶんまで農業しようと、思うのです。
右肩のあたりに雪溶けの型が見え始めました。
鷲が羽をひろげた姿に見えるので、岩手山は別名「岩鷲山・がんじゅさん」。
気がつけば、ずいぶん畑の地面も草が出て、緑色にかわってきました。
春です。
春なのに、
種まき、耕起・・・、手をつけることができない農家が、この春はたくさんいます。
剪定すら出来ずにいる果樹園もあるかもしれません。
同じく農業で生きる者として、その悔しさはどれほどのことかと想像します。
農家仲間の心中を思えば、体が怒りに震えます。
おいしい農作物をつくって、食べて喜んでもらおう!
農業で暮らしを立ててゆこう!
そう胸を張って言う人はそれぞれみんな、土づくり、有機栽培、トレ―サビりティ、減農薬、無農薬・・・、
農業という仕事に誇りを持って、一生懸命取り組んできたんです。
それが、
一瞬の事故で、
安心・安全て何だったのか、誰のためのものだったのか、
ボー然としてしまいます。
原発事故で、積み重ねてきたものが虚しくなってしまった、農家のおもい。
償いようがない、重い重い、おもいです。
耕したくても今はできない、作りたくても今は作れない・・・
そんな農家仲間のぶんまで農業しようと、思うのです。
ことし5月15日(日)に計画していた「りんご畑deコンサート6」は、
一年延期とすることにしました。
楽しみにしてくださっている方々には、申しわけなく思いますが、
どうかご理解ください。
昨年からカフェや近所の公民館で、会議を重ねてきた実行委員28名の選択です。
準備していたポスター、チラシが出来上がったその日に、地震は起きました。
「こんな時だからこそ、開催する意味がある。」
という意見もあり、多くがうなずきましたが、
様々な角度から考え、延期と決めました。
りんごの花の下で音楽を楽しむことができる環境…
協賛や協力など、地域ぐるみでの開催…
迎える側である実行委員会の運営準備…などなど。
よりよくなっての来春、
じゅうぶんに楽しんでいただけるコンサートにしようと、
全員で前を向いての発展的延期です。
会議の席上、こんな発言をした人がいました。
「二年に一度開催してきたこのコンサートが、なぜ2011年の春見送られたか・・・、
そうだ、大震災があった年だと、あとあと思いだし語ることになる。
これもまた意味あることだと思うよ。」
また、誰もが異口同音に「被災した人の気持ち」
「支援してくださる人たちや、来場者の心情」
「地域経済の事」を気にかけています。
自分たちの今までの準備が・・・と嘆く人はいませんでした。
こんな仲間を、誇らしく思います。
来春、
満開のりんごの花の下で、ゆったりと音楽を聴く日を、
楽しみに待っています。