りんご畑にできること

  
「満開のりんごの花の下でコンサートを開いたらどんなにすてきなことか！」

「りんご畑deコンサート」はこうして１９９９年春、はじめて開催されました。

うっすらと雪が降ったかのように見える、丘を埋め尽くす白いりんごの花・・・、

鳥のさえずりとヴァイオリンの音色・・・、

気がつけば、お客さまもスタッフも、演奏者も、みんな笑顔です。

それはそれは、癒された時間でした。


 
　回を重ねて今年は６回目のコンサートです。

たくさんの方々に支えられて、１３年も続けることが出来ました。
 
　なにができるのだろうと考え続けています。

「りんご畑にできること」・・・。
 
　私たちはだれでも、日々暮らす中で、なにか心の張りや励みになることが必要です。

しんどいことがあっても、「春になれば」「来年は～」と、心待ちにすごすことはどれほど毎日の支えになるだろうと思うからです。

先ほども書いたように、コンサートはとびとびながらも２～３年に一度ずつ開催してきました。

コンサートがない年でも、春には必ずりんごの花が咲きます。


 
　「りんご畑deコンサート」は、私にとってたくさんの笑顔にふれられる、大事な大事な機会でした。

みなさんの笑顔に、じつは自分が一番癒され、ちゃっかりと元気をいただいていたのです。

この幸せな気持ちを広めたいと、多くの人に関わっていただくようになりました。

関わった方や来場した方が幸せな気持ちを持ち帰って、それぞれの周りに広げてくださったらどんなによいか。

「またね」「来年こそ」「次は一緒にね」・・・心待ちにしながら明日を、来年をと過ごしてゆく支え。

そんなひとつにこのコンサートはなれるではないかと思います。


 
　わくわく何かを心待ちにする、心の支えにして過ごす、幸せな気持ちになる・・・。

誰でも、誰にとっても大事なことです。


 
「りんごの木の下でまた会いましょう」　今回はことに、こんな気持ちでお迎えします。
 


このコンサートを知っていただくために、そして

このコンサートを一緒に作り上げ、応援してくださるたくさんの方々へ、

心からの感謝と敬意をこめて。　

５月１３日
「りんご畑deコンサート６」、この春開催です。



細かいことは、これからじゅんじゅんにご案内します。


　　　　　　　　　　　　　　　いいだしっぺ・あぐりかっちゃ