お祝いとご報告

１９９９年に始まった「りんご畑deコンサート」

このページでも何度かご紹介しましたので、覚えてくださった方もおられるのでは？



チャリティコンサートとして開催しています。

障がいのある子供さんたちのためにと、岩手県矢巾町にある「みちのく療育園」に募金を続けてきました。

この施設は、県内各地から入所通所する心身障がい児（者）のために、病院や学校の機能も備えています。




第一回のコンサートのときにはまだ建設段階で、開設準備に奔走する父母の会に贈呈しました。

コンサートと療育園の橋渡しをしてくださった故人が、

「あなたたちができることはそんなに大きいことではないかもしれない。でも、同じ岩手に生きている人たちであり、支える家族がいるということを、あなた方が知ることがまず大事。そして、一生懸命コンサートに取り組むことで、彼らのがんばりが多くの県民に知られるきっかけになる。これは決して小さくない役割です。」

と言われました。

ずーっと、心に残っています。

正直なところ、療育園を訪れて子供さんたちにお会いすると、私など何の役に立てるだろうかと、うろたえてしまうばかりです。

そのたびに、さっきの言葉が浮かんできます。

自分にできることをすればいいんだと思います。




その、「みちのく療育園」が、今年開園１０周年の節目を迎えました。

先日お祝いの会があり、りんご畑deコンサート実行委員会もほかの７団体個人と一緒に感謝状をいただきました。

かかわる皆さんの、設立までのご苦労や、日々の運営努力があっての１０周年です。

ほんの瞬間のお付き合いである私たちにまで感謝の言葉を頂戴し、うれしいやら恐縮するやら・・・。

ありがとうございます。
おめでとうございます。



１０年を節目として、コンサートの募金贈呈は、新たになりますが、

「ほかの方々にも目を向けていただき、ありがとう。」と医師でもある療育園の施設長さんが言ってくださいました。

心が、ふところが深いなぁと思う一言です。




わたしたち、りんご畑deコンサート実行委員会にたくさんの贈り物をくださった「みちのく療育園」に感謝と敬意を。

そして、これからの健やかな毎日を願っています。