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micafe
盛岡市黒川のりんごとブルーベリーに囲まれた小高い丘の中腹にあるカフェです。
駐車場は数に限りがありますのでご了承ください。わかりにくい場所ですのでお気軽にお問合せ願います。
mi cafe について
住所:〒020-0402
盛岡市黒川4-3
TEL: 019-696-2531
open: 11時~夕方まで
(お問い合わせください)
close: 水曜.第2土曜.第2日曜
駐車場:有(3台+りんご畑の中ほどに。
細い坂道なのでスリップにお気を付け下さい。)
アクセス解析
カウンター
はじめまして、こんにちは。りんご畑の中にあるカフェのお話です。
×
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カフェがあるりんご畑の近くには、小学校があります。
ここのところ春に誘われるように、小学生たちが外で遊ぶ様子が見え、嬉しい限り。
そんな中、小さい事件が起きました。
松本りんご園には近頃では珍しくなった、「スタンダード」と呼ばれる大きなりんごの木があります。
樹齢80年を超える老木です。
枝が空洞になって、りんごの重さに耐えきれずに折れてしまうこともしばしば。
「そろそろ代替わりの準備を…」ととっちゃは老木の側に、この春苗木を植えました。
大きな木のそばの、それはそれは細く華奢な苗木です。
数日後、近所の方から電話をいただきました。
「苗木を持ち歩いている子どもがいるよ!」
あれま。
苗木は哀れな姿で転がっていました。ぽきんと折れてもいます。
なんぼ何でもこれはいけないと、とっちゃは、小学校の校長室に苗木を持って行きました。
驚いた校長先生は、よくよく話を聞いて、とっちゃに謝ってくださいました。
「子どもたちが外で遊ぶことは大歓迎。でも、ここは畑。ルールを分かってほしい。」というのが私たちの考えです。
「昔は年長者や、がき大将が小さい子を引き連れて遊びながら、やってよいこと悪いことを教わることができたけど、」
「苗木をぽきんとした主が分かれば、話がしたいなぁ…。」
とっちゃはそう言いますが、主はなかなか現れませんでした。
翌々日、我が家と親しいお母さんが、息子さんと一緒に顔を見せました。
「すみません!うちの子でした。」
聞けば、畑で遊んでいるうちに転びそうになって、思わず掴ったのがりんごの苗木。
おまけにぽきんと折れてしまい・・・。
そのときのその子の気持ちって・・・、考えるだけでこちらまでドキドキしてきます。
まずは、
「正直に話してくれてえらかったですね。」とお話ししました。
それから、大きいりんごの木を見ながら、
「折れてしまった苗木は、この大きな木になるはずだったこと」
「畑は楽しい所だけど、農家にとって大事な仕事場であること」
話しました。
最後にもう一つ伝えた事は、
「今回のことに懲りずに、たくさん外で遊んでくださいね。」
その子も、お母さんも、じっと私の目を見ながら話を聞いてくれました。
そうそう、
お母さんが、私の目の前で子どもさんに言い聞かせたセリフがカッコ良かったので、
紹介しますね。
「これからあなたが、みんなに良いこと、悪いことをちゃんと伝える役割になってね!」
かっこいい、がき大将の誕生と成長を、りんごの木と一緒に見守りたいと思います。
(*^_^*)
ここのところ春に誘われるように、小学生たちが外で遊ぶ様子が見え、嬉しい限り。
そんな中、小さい事件が起きました。
松本りんご園には近頃では珍しくなった、「スタンダード」と呼ばれる大きなりんごの木があります。
樹齢80年を超える老木です。
枝が空洞になって、りんごの重さに耐えきれずに折れてしまうこともしばしば。
「そろそろ代替わりの準備を…」ととっちゃは老木の側に、この春苗木を植えました。
大きな木のそばの、それはそれは細く華奢な苗木です。
数日後、近所の方から電話をいただきました。
「苗木を持ち歩いている子どもがいるよ!」
あれま。
苗木は哀れな姿で転がっていました。ぽきんと折れてもいます。
なんぼ何でもこれはいけないと、とっちゃは、小学校の校長室に苗木を持って行きました。
驚いた校長先生は、よくよく話を聞いて、とっちゃに謝ってくださいました。
「子どもたちが外で遊ぶことは大歓迎。でも、ここは畑。ルールを分かってほしい。」というのが私たちの考えです。
「昔は年長者や、がき大将が小さい子を引き連れて遊びながら、やってよいこと悪いことを教わることができたけど、」
「苗木をぽきんとした主が分かれば、話がしたいなぁ…。」
とっちゃはそう言いますが、主はなかなか現れませんでした。
翌々日、我が家と親しいお母さんが、息子さんと一緒に顔を見せました。
「すみません!うちの子でした。」
聞けば、畑で遊んでいるうちに転びそうになって、思わず掴ったのがりんごの苗木。
おまけにぽきんと折れてしまい・・・。
そのときのその子の気持ちって・・・、考えるだけでこちらまでドキドキしてきます。
まずは、
「正直に話してくれてえらかったですね。」とお話ししました。
それから、大きいりんごの木を見ながら、
「折れてしまった苗木は、この大きな木になるはずだったこと」
「畑は楽しい所だけど、農家にとって大事な仕事場であること」
話しました。
最後にもう一つ伝えた事は、
「今回のことに懲りずに、たくさん外で遊んでくださいね。」
その子も、お母さんも、じっと私の目を見ながら話を聞いてくれました。
そうそう、
お母さんが、私の目の前で子どもさんに言い聞かせたセリフがカッコ良かったので、
紹介しますね。
「これからあなたが、みんなに良いこと、悪いことをちゃんと伝える役割になってね!」
かっこいい、がき大将の誕生と成長を、りんごの木と一緒に見守りたいと思います。
(*^_^*)
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No Title
事件、でしたね。
せっかくの苗木には本当に可哀相なことでした。
でも、事件をちゃんとまっすぐに取り扱っていらっしゃって、事件でつながったみなさんがちゃんと向き合っていて、読ませていくうちに、さわやかな気持ちになりました。
時間はまたかかると思いますが、苗木も今度はしっかりと育ちますように。
子どもがいると時々事件が起きますが、どういう立場であっても、勇気と誠意と知恵をしぼって、子どもと一緒にまっすぐに向き合うようにしたいと改めて思いました。
∴あぐりかっちゃ
yonechanさま
感想をいただき、ありがとうございます。
自分の子供も、地域の子供も、向き合うことになれば同じように無我夢中、右往左往です。
出来ることは、まっすぐに向き合う…そのとおりですね(*^_^*)